

9月10日にグローバルファンドは2025年の成果報告書を公表し、2024年の1年間で達成した成果を発表しました。

グローバルファンド日本委員会は、武田薬品工業株式会社によるグローバルファンド第8次増資への民間企業としての初の拠出表明、そして新たなパートナーシップの発表を心より歓迎いたします。
武田薬品による新たなコミットメントは、2年間で3億5,000万円の拠出を予定しており、これまでの貢献をさらに強化するものです。2010年より、継続的な支援を続ける、最も長きにわたるグローバルファンドのパートナー企業です。

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)は、第53回理事会において、三大感染症との闘いと保健医療サービスの持続的な強化に向けた重要な決定を行いました。グローバルな保健資金の不安定化、紛争、医療インフラの逼迫といった世界的な混乱に対応し、より柔軟で迅速な支援を追求するため、命を守ることを最優先としつつ、受益国主導で感染症対策プログラムの見直しを進める姿勢を明確に打ち出しました。
世界情勢の混乱が続くなか、人々の命を守ることを最優先に、感染症対策プログラムを見直す、グローバルファンドの重要な決意について、以下グローバルファンドのプレスリリース日本語抄訳版をご覧ください。

アジア初のプライベートセクターによるグローバルファンドへの財政支援は武田薬品から始まりました。15年におよぶ支援は「タケダ・イニシアティブ」と名付けられ、セクターを超えたパートナーシップの先駆けとして、アフリカでの感染症対応への支援にとどまらない多くを残してくれました。「タケダ・イニシアティブ」によるケニアでの母子保健プログラムの現場から届いたストーリーです。

グローバルファンドは、各国および民間ドナーから資金を調達するための基本文書である投資計画(investment case)を発表しました。

グローバルファンドは、世界経済フォーラム年次総会開催中のスイス・ダボスにて、気候危機とそれに伴う健康へのインパクトに地球規模で立ち向かう「気候・健康触媒基金」(The Climate & Health Catalytic Fund) の設置を発表しました。

12月1日の世界エイズデーに際し、グローバルファンドのピーター・サンズ事務局長がForbesに署名記事を寄せています。
2030年までのエイズの終息へ:治療と予防における革新的なツールと方法への公平なアクセスの推進、HIVに関わる人々が経験する不平等やエイズ関連サ ービスを阻む構造的な障壁の打破、イノベーションに人権重視型の疾病対応が伴うことが重要であるとサンズ事務局長は述べています。

いまだ爆撃が続くイラク、自身も困難な状況にあるなか、最新のツールで結核対策に取り組む医療従事者たちがいます。イラク北部の都市モスルとエルビルでの国立結核プログラムとIOMイラクによる活動の現場を記事にしました。

世界結核報告書2024の公表を受けて、グローバルファンドのピーター・サンズ事務局長がステートメントを出しました。

グローバルファンドは、コンゴ民主共和国 (DRC) でのエムポックス緊急対応に950万米ドルを供与します。供与します。現在 DRC では、世界最大のエムポックスの流行と闘っており、今年に入ってから 5160の症例が確認され、25人が死亡しました。感染拡大と健康被害の拡大防止のためにも、医療システム及び感染症の検知、監視、対応するためのメカニズムの強化などの緊急対応が急かれています。

9月19日にグローバルファンドは2024年の成果報告書を公表し、2023年の1年間で達成した成果を発表しました。

長くつらい闘病を経て、アスリートへの道を歩んできたステファニー。車いすフェンシングの国際大会で優勝するなどの実績を重ねてきました。そして現在、マラリア根絶のためのパートナーシップとその取組みについて、積極的に発言しています。
ステファニーは、グローバルファンドの「チェンジメーカー」です。