11月10日(日本時間11日)、米国は2022年のグローバルファンド第7次増資会合の主催を発表しました。
United States to Host Global Fund’s Seventh Replenishment Conference
(米国務省 ブリンケン国務長官報道ステートメント)
2010年、2013年の増資会合も米国で開催されましたが、今回、グローバルファンド設立20周年の節目の年に、再び最大ドナーの米国がグローバルファンド増資をリードすると決定したことは、SDGsの達成に向けた弾みとなり、また米国がグローバルファンドをコロナ後のグローバルヘルスを担う主要組織の一つであると高く評価していることを示しています。
ブリンケン長官は声明の中で、「米国は、グローバルファンドの資金を、米国の二国間援助による感染症イニシアティブと緊密に連携させることで、エイズ、結核、マラリアの予防と治療において目覚ましい進歩を遂げただけでなく、コミュニティの保健システム、グローバルな健康安全保障、パンデミックへの準備・対応をも強化してきた」と述べ、世界中のドナーと協力して、第7回増資を成功に導きたいと結んでいます。
グローバルファンドの増資
グローバルファンドは、3年に一度、感染症対策に必要な資金額を算定し国際社会に呼びかけて資金を調達しており、これを増資と呼んでいます。ドナー国政府の持ち回りで増資会合が開かれることがグローバルファンドの特徴です。
第6次増資会合 フランス主催(2019年)
第5次増資会合 カナダ主催(2016年)
第4次増資会合 米国主催(2013年)
第3次増資会合 米国主催(2010年)
第2次増資会合 ドイツ主催(2007年)