結核なき世界のためにリーダー求む!

この記事の掲載日 : 2018年03月23日(金) この記事のカテゴリー :


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3月24日は世界結核デーです。今年の標語はWANTED! LEADERS for a TB-Free world (結核なき世界のためにリーダー求む!)。グローバルファンド日本委員会は今日の世界結核デーを機に、結核の現状を分かりやすく紹介します。

結核の現状

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  • 世界で20億人が結核菌に感染しています。これは世界の総人口の1/3にあたります。
  • ただし、結核を発症するのはその一部の人です。免疫力が低い人は結核を発症するリスクが高くなります。

 

 

 

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  • 毎日、2万8500人が新たに結核を発症しています。
  • 毎日、4600人が結核によって亡くなっています。
  • 結核に感染していても、診断を受けていない人、治療を受けていない人が数多くいます。その数は年間400万人と推定されています。

 

 

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  • 世界で、年間60万人が多剤耐性結核を発症し、そのうち、治療を始めた患者は13万人に過ぎません。(2016年)
  • 多剤耐性結核とは、結核治療に最も大切な2つの薬に体制がついてしまった結核のこと。世界中で大きな問題となっています。
  • ストップ結核パートナーシップの試算では、結核対策へ投資を拡大すれば、1ドルの投資が85ドルの経済効果をもたらします。

 

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  •  結核の流行を終わらせるためには、政治リーダーシップが必要です。
  • 昨年11月、モスクワで結核に関する閣僚級会合が開催されました。今年9月26日には、国連で史上はじめて結核をテーマとするハイレベル会合が開催されます。
  • 両会合は分野を超えたアクション、国やグローバル・レベルの取り組みを加速し、結核への終息に向けて機運を高めていきます。

 

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  • 結核の治療・予防への投資は増えていますが、それでも2017年1年間に必要とされる額には23億ドルが不足しています。
  • 研究・開発に必要な資金も年間12億ドルが不足しています。

 

 

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  • 結核対策の経済効果は高く、WHOの試算では、1ドルの投資で43ドルの経済効果を生み出すことができます。

 


薬剤耐性結核について

インドネシアのジャカルタに住む15才のアンビヤ。彼女は通常の薬が効かない多剤耐性結核という恐ろしい病気を患っています。アンビヤと母親は、毎日バスで一時間以上かけて通院しています。病院で11錠の薬をもらい、医療従事者の目の前で服用していますが、薬は吐き気を伴うのでとても辛いです。ただし、辛いからといって少しでも服薬を中断してしまうと深刻な状態になりかねません。この治療を1年半続けてきたおかげで、アンビヤはあと3カ月で完治する見込みです。

インドネシアではかつて、多剤耐性結核と診断されても、治療ができず、多くの患者が亡くなっていました。グローバルファンドは2009年に多剤耐性結核治療の支援を開始。いまでは、多くの患者がアンビヤのように治療を受けて、元気になってきています。

薬剤耐性結核についてもっと知りたい方は、以下グローバルファンドのFocus On Report シリーズをご覧ください。

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Focus on Drug-resistant Tuberculosis

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結核に関する国連ハイレベル会合

結核流行を終息させるためには、大きな政治的意思が必要です。2017年11月にモスクワで開かれた第1回の結核に関する閣僚級会合に続き、今年の9月26日には、史上初の結核に関する国連ハイレベル会合も開催されます。会合では世界の結核対策の指針となる政治宣言が採択される見通しです。日本の別所浩郎国連大使とアンティグア・バーブーダのウォルトン・アルフォンソ・ウェブソン国連大使が共同議長(co-facilitator)を務めます。

結核に関する国連ハイレベル会合についてもっと知りたい方は以下の資料をご参照ください。

Fast Facts about UNHLM on TM

 

Fast Facts about UNHLM on TB

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