グローバルファンドは2022年11月30日付で、緊急支援ファンドから、気候変動により生じた災害に見舞われている国への保健システム支援として、パキスタンに追加2000万ドル、ソマリアに190万ドルの支援を発表しました。パキスタンでは大洪水によりマラリアの発生が急増、ソマリアでは干ばつによる国内避難民が急増し避難キャンプで結核のサービスに支障が出ているためです。
グローバルファンドは、通常の感染症プログラムの支援とは別に、各国が災害や紛争などに直面した際にプログラムを継続し迅速に危機に対応できるよう緊急支援の枠組みを持っています。2014年に開始されて以来、グローバルファンドの緊急支援ファンドからの支援は約1億1000万ドルにのぼります。