グローバルファンドの馬渕俊介保健システム・パンデミック対策部長は、4月12日に開催された東京大学の入学式に祝辞のスピーカーとして出席し、数千人の新入生と保護者を前に「夢」と「経験」について語りメッセージを伝えました。JICA、マッキンゼー&カンパニー、世界銀行、ビル&メリンダ・ゲイツ財団を経て現在のグローバルファンド勤務に至るまで、グローバルヘルスの仕事の原点は、大学時代に専攻した文化人類学のフィールドワークで見た「多くの理不尽」だった、と述べています。
全文テキストが東京大学のホームページに公開されていますので、是非ご覧ください。
令和5年度東京大学学部入学式 祝辞
(グローバルファンド 保健システム及びパンデミック対策部長 馬渕 俊介)
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2023_03.html
2023年4月12日
馬渕俊介
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)
保健システム及びパンデミック対策部長
1977年米国ペンシルバニア州生まれ。東京大学卒業後、JICA(独立行政法人国際協力機構)入構。2007年にハーバード大学ケネディスクール公共政策修士号取得。マッキンゼー・アンド・カンパニーの日本オフィス、南アフリカオフィスなどを経て、ジョンズ・ホプキンス大学にて公衆衛生修士号、世界銀行在職中に同博士号を取得。世界銀行でサブサハラアフリカ地域の保健医療システム改善のチームリーダーを務める。また、2014-16年に西アフリカで大流行したエボラ出血熱の緊急対策のチームリーダーも務め、流行の収束、エボラ後の強靭な保健医療システムの構築に大きく貢献した。2018年9月よりビル&メリンダ・ゲイツ財団で戦略担当副ディレクター、シニアアドバイザーとして勤務。世界銀行、グローバル・ファイナンシング・ファシリティ(GFF)などへの支援を統括し、また財団内のプライマリーヘルスケア戦略策定の共同リーダーを務めた。2020年10月から2021年4月末まで、WHOの委嘱による「パンデミックへの備えと対応のための独立パネル」に事務局の中心メンバーとして参画。2022年3月より、グローバルファンドの保健システム部長に就任。グローバルファンドの保健システム強化及びパンデミック対策への支援を統括し、その改革を推進している。