日経新聞にグローバルファンドのピーター・サンズ事務局長のインタビューが掲載されました。
新型コロナにより三大感染症対策が後退している現状やウクライナ危機がもたらす懸念について述べ、また、「新型コロナ対策は、ワクチン接種に重きを置きすぎているように思う。しかも接種機会は平等ではない。検査や飲み薬の普及も重視し、バランスよく対策を進めるべきだ。我々が実施してきた低・中所得国向けの結核やマラリア対策支援の経験は、コロナ対策に役立った。逆にコロナ対策の教訓を、他の感染症にも生かせるだろう。いくつもの感染症に、効率よく対応していく工夫が必要だ」と指摘し、現在180億ドルの資金調達を進めているグローバルファンドの7次増資に対する日本の支援への期待を述べています。
◆3大感染症の増加を危惧 グローバルファンド事務局長 ピーター・サンズ氏
2022年5月19日日本経済新聞 朝刊7面 グローバルオピニオン(インタビュー:安藤淳編集委員)
◆3大感染症の増加に危機感 ピーター・サンズ氏 グローバルファンド事務局長
2022年5月18日 日本経済新聞電子版
「地球温暖化が進めば強力な台風の襲来など、極端な気象によって感染症が発生・拡大するリスクは高まる。最終的には低所得国なども自らの力で対策ができるよう、道筋をつけることが大切だ。」 –ピーター・サンズ