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12月1日は世界エイズデー:エイズとの闘いは大きく進展したが、まだ終わっていない

2022年12月1日
12月1日は世界エイズデー:エイズとの闘いは大きく進展したが、まだ終わっていない

コミュニティ、政府、市民社会、民間セクター、グローバルヘルスのパートナーによる努力の結果、エイズとの闘いは大きく進展

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)は、エイズ対策プログラムに対する国際的な支援の30%をカバーし、HIVエイズの予防、診断、治療のプログラムに累積で242億米ドルを供与しています(2022年6月現在)。

グローバルファンドが資金を供与した国々(低・中所得国約100カ国)では、2002年の設立から2021年末までの20年間で、エイズ関連の年間死亡者数が70%減少し、HIVの新規感染者が54%減少しています。また2021年の1年間だけをみても、次のような成果が達成されました。

・抗レトロウイルス療法を受けたHIV陽性者の数:2330万人

・HIV検査の件数:7080万件

・生まれてくる子へのHIV感染を予防する薬を受け取った、HIVとともに生きる母親の数:67万人

・HIV予防のための教育を受けた人数:1250万人

・HIV予防のために自発的に割礼を行った男性の数:110万人

 

しかし、エイズとの闘いはまだ終わっていない

エイズとの闘いは大きく進展したものの、その進捗は脆弱で、強い推進力が必要です。新たな健康危機はより頻繁に発生し、健康格差はこれまで以上に顕著です。

新型コロナウイルスのパンデミックは、これまでHIV対策の進歩に壊滅的な影響を及ぼしています。長年にかけて着実に前進してきたにもかかわらず、多くのコミュニティでHIVの新規感染が増加しています。新型コロナは不平等を助長させ、最も脆弱な立場の人々を置き去りにしています。

ただコロナ禍以前から、HIVの新規感染とエイズによる死亡を減らすという目標達成への軌道から大きく外れていました。そして今、その軌道からさらに大きく逸脱しているのです。

 

「エイズ対策の軌道修正を行い、公衆衛生の脅威としてのエイズをきっぱりと終わらせるためには、より多くの資金とより優れたサイエンスが求められます。しかし、何よりも、感染拡大の根本にある格差や不平等に取り組むための、揺るぎないコミットメントが必要なのです。たとえ難題だとしても、私たちは今それに立ち向かい、取り組まなければならないのです。」ピーター・サンズ グローバルファンド事務局長

 

 

世界エイズデーの特集記事はこちらから。

参考資料:グローバルファンド成果文書2022はこちら

 

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