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グローバルファンドが第54回理事会を開催、第8次増資の拠出総額は126億4000万米ドルと報告

2026年2月24日
グローバルファンドが第54回理事会を開催、第8次増資の拠出総額は126億4000万米ドルと報告

2026年2月12~13日に開催されたグローバルファンド第54回理事会で、グローバルファンドの第8次増資に対して各国や民間ドナーが表明した拠出総額は126億4000万米ドルになることが分かりました。(誓約リストはこちら

理事会では、この資金動員におけるグローバルファンドのパートナーシップ全体のコミットメント、増資議長国を務めた南アフリカと英国のリーダーシップ、市民社会とコミュニティの推進力、そして民間セクターによる過去最大の貢献が称えられました。

他方で、資金調達の目標金額であった180億米ドルには及ばなかったことを受け、理事会は、資金不足が三大疾患(エイズ、結核、マラリア)の収束に向けた進展を脅かしていることに警鐘を鳴らし、追加資金動員への取り組みが継続されるべきだと指摘しました。

最終的な資金調達額126億4000万米ドルのうち、2027~2029年の事業実施に向けて107億8000万ドルを国別配分に充てることが承認されました。これに2億6000万ドルの触媒的投資※が補完されることになります(理事会決定事項)。国別供与資金は、世界的な援助資金削減の状況や国際保健財政の大きな変化を踏まえ、2025年末にグローバルファンドが導入した主要な戦略的転換に基づいて配分することが理事会で合意されました。これにより、疾病負担が最も重い国に資金を集中させるとともに、三大疾患の終息を目指す国が自立への道を加速できるよう支援していくことになります。

理事会において、ピーター・サンズ事務局長は、「厳しい国際情勢下で達成されたこの素晴らしい増資成果は、グローバルファンドの命を救う使命と独自のパートナーシップモデルに対する強い支持を反映しています。共同議長国の南アフリカと英国、ドナー各国、そしてパートナーシップ全体のたゆまぬ支援に深く感謝します。」と述べました。また、1ドルあたりの効果を最大化しなければならないことを強調し、画期的な生物医学的イノベーションへの公平なアクセスを加速する必要性を訴えました。

※触媒的投資(Catalytic Investment)とは、市場形成を通じた革新的な医療製品へのアクセス拡大や、受益国・地域での製造能力の強化といった優先分野での進展を加速させ、国への資金供与の効果を増幅させることを目的とするもので、グローバルファンドの僅かな資金を触媒にして民間から資金を集めるスキームです。


  • グローバルファンドのプレスリリースはこちら
  • 第8次増資サミット(2025年11月21日)開催報告はこちら

以上、JCIE/グローバルファンド日本委員会による部分抄訳で、英文原文(グローバルファンドのプレスリリース)を正文とします。

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