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グローバルファンド理事会 新型コロナウイルス感染症に対応する新たなメカニズムを承認

2020年4月10日
グローバルファンド理事会 新型コロナウイルス感染症に対応する新たなメカニズムを承認

4月9日、グローバルファンドの理事会は全会一致で、時限的な「COVID-19対応メカニズム」(COVID-19 Response Mechanism: C19RM) の設置を承認しました。このメカニズムは、グローバルファンドが支援する低・中所得国が、新型コロナウイルス感染症に対応しながら、三大感染症との闘いや保健システム強化を継続するための新たな支援です

このメカニズムは、3月4日に発表された指針(注)に加え、さらに最大5億ドルを新型コロナウイルス対策用に使用可能とするもので、これによりグローバルファンドの資金のうち最大10億ドルが活用できるようになりました。

3月4日に発表された指針は、”Grant Flexibility” (柔軟な資金活用)制度により、既に各国に供与されている資金のうち、コスト削減等により生じた節約資金(savings)を使途変更して新型コロナウイルス対策に使うことを可能したのに対し、新しいメカニズムは追加的支援として導入されたものです。これにより各国は、検査施設のネットワークやサプライチェーン、コミュニティ主導の対策などを含む保健システムを強化して新型コロナウイルスに対応するために、新メカニズムに新たな支援を申請できるようになりました。

グローバルファンドは、WHO(世界保健機関)が主導するグローバルな新型コロナウイルス対応の重要なプレイヤーの一つであり、保健分野の他の機関と緊密に協力しています。また、この新メカニズムができたことで、既に発表された5億ドルに加え、主旨に賛同する民間および政府ドナーから追加で拠出を募ることができるようになりました。

詳細はグローバルファンドのプレスリリース(以下)をご覧ください。

Global Fund Partners Unite to Fight
April 9, 2002


 

グローバルファンドの新型コロナウイルス感染症対応は以下のページで常に新しい情報が更新されています。毎週、Situation Report (英語)が発行されています。

グローバルファンド特設ページ(英語)

 

(注) 3月4日に発表されたグローバルファンドの新型コロナウイルス感染症対応指針は、支援対象国が現在受けている三大感染症対策のための資金の最大5%までを、時限的に新型コロナ対策に使うことを可能とする指針。総額は最大5億ドル。詳細はこちら(日本語)

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