日本の皆様に感謝いたします。闘い続けている世界中の人々とともに。
ピーター・サンズ 事務局長 世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)
8月27日(火)の日本経済新聞朝刊、数ページにわたる感染症特集の最後の頁(32面)にグローバルファンドの公共広告が掲載されました。
これまでの日本のグローバルファンドに対する支援に感謝するとともに、三大感染症の流行を2030年までに終息させるために更なる闘いの強化を求めるものです。
2000年のG8九州・沖縄サミットの成果としてグローバルファンドが生まれたことで、20年ほど前までは毎年500万人もの命を奪い、社会の発展を妨げてきたエイズ、結核、マラリアとの闘いの流れを変えました。
日本政府は6月21日にグローバルファンドの第6次増資に対し、8億4000万ドル(第5次増資の5%増)の拠出誓約を公表しました。また、民間企業では武田薬品工業も長期間にわたる拠出を発表しています。住友化学、大塚製薬もテクノロジーでの貢献をしています。
このように官民ともに資金やリーダーシップだけではなく、テクノロジーにおいても、これまで三大感染症との闘いに貢献をしてきた日本に対して、グローバルファンドは改めて感謝を示しています。そして、2030年までにエイズ、結核、マラリアの流行を終息させるために世界中で闘いを強化することの重要性を強調しています。