An initiative by

グローバルファンド ボツワナに新たな支援

2016年2月4日
グローバルファンド ボツワナに新たな支援

グローバルファンドはボツワナに対して、新たに2700万ドルの事業支援をすると発表しました。2月3日にボツワナの首都ハボローネで行われた調印式には、日本の尾西雅博駐ボツワナ大使を含む主要ドナー国の代表が出席しました。

ボツワナは、世界でもっともHIV感染率の高い国の一つであると同時に、結核の高まん延国でもあります。結核患者の6割はHIVも感染しています。グローバルファンドとのパートナーシップで国家予算の保健への充当を拡大するボツワナは、HIVと結核対策において確実な進展を見せています。これからは、HIVと結核の二重感染への対策や、必要な医療サービスを届けるコミュニティーの強化が重要な課題となります。

今回の新たな支援は、HIVや結核の予防や治療に当てられます。すべての結核患者にHIVの検査を行い、HIVに感染した結核患者に抗レトロウィルス治療を提供します。そのほか、国や地方政府の調達や供給の管理能力の向上および保健情報システムの強化も取り組んでいきます。

調印式に出席した尾西大使は、今回の新たな支援がボツワナにおけるマラリアの根絶、HIVや結核対策の強化に活用されることに期待を示しました。また、2000年の九州・沖縄サミットで日本のリーダーシップがきっかけで設立されたグローバルファンドとのパートナーシップを通じて、日本はこれからもボツワナや他の国々と協力し、共に三大感染症との闘いに貢献していくことを強調しました。

詳細は下記グローバルファンドのニュースリリースをご覧ください。
Global Fund Supports Health Investment in Botswana
February 3, 2016

201602_Botswana signing ceremony
調印式の様子。最左は尾西雅博駐ボツワナ日本大使

 

月別のアーカイブ