An initiative by

感染症を知る

エイズ、結核、マラリアは、現在、年間230万人以上もの命を奪い、「世界の三大感染症」と呼ばれています。21世紀に入り、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(略称:グローバルファンド)をはじめとする多くの国際的な支援が強化された結果、ピーク時に比べると亡くなる人の数はおよそ半減しましたが、いまだに多くの低・中所得国で主要な死因の一つであり続けています。[感染症を知る―なぜ、エイズ・結核・マラリアか?
さらに2019年末に始まった新型コロナウイルス感染症は世界中に拡大し、人々の命や生活、社会・経済に深刻な影響を与えています。

結核

結核とは、結核菌という細菌が、主に肺に起こす感染症です。 [詳しく知る]

マラリア

マラリアとは、病原体であるマラリア原虫をもった蚊にさされることで感染する病気です。[詳しく知る]

エイズ

エイズとは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染することで起こる病気の総称です。 [詳しく知る]

COVID-19

新型コロナウイルス(SARS-CoV2) が咳や飛沫を介してうつる病気です。 [詳しく知る]              

保健システム強化

三大感染症を終わらせるには、保健人材、保健医療情報、医薬品の管理・供給網、検査ラボ、コミュニティの対応力など、多様な分野で体制強化が必要です。

グローバルファンドとは

グローバルファンド日本委員会が支援するグローバルファンドは、スイスに本拠を置く感染症対策の国際機関です。正式名称を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」といい、低・中所得国の三大感染症対策と、その基盤となる保健システム強化の支援を目的としています。2020年からは新型コロナウイルス感染症も時限的にその支援対象に含めています。

グローバルファンド日本委員会(FGFJ)とは

グローバルファンド日本委員会(FGFJ)は、世界エイズ・結核・マラリア対策基金( グローバルファンド)を支援する民間のプロジェクトです。感染症の流行を収束させるために日本の官民双方の国際貢献を強化すべく、政府、学界、市民社会、経済界などの有識者や、超党派の国会議員の参加を得て、政策対話、意識啓発、調査研究などを行い、日本とグローバルファンドとの連携を促進しています。2004年に日本国際交流センターのプロジェクトとして開始されました。

FGFJの6つの活動領域

グローバルファンド日本委員会では、政策形成への貢献、議員の参画支援、メディア、企業、市民社会との連携促進、各種イベントによる意識啓発を行っています。もっと読む

ハイライト

国際会議から調査研究、ドキュメンタリーフィルムの制作まで、FGFJのプロジェクトのいくつかをハイライトしてご紹介します。もっと読む

ライブラリー

グローバルファンド日本委員会の主な刊行物、グローバルファンドが発行する年次レポートや和訳のある資料をご紹介しています。もっと読む

Comments Box SVG iconsUsed for the like, share, comment, and reaction icons

ジミー・カーター米元大統領逝去の報に接し心より哀悼の意を表します。
同氏は大統領退任後、夫人と共にカーター・センターを設立し、各地の紛争解決や途上国の人権問題など平和外交に尽力されました。国際保健分野では、貧しい人々が影響を受けやすい感染症ー特に「顧みられない熱帯病」ーの根絶にむけて多大な貢献をされました。ご冥福をお祈りします。
cartercenter.org
... 続きを読むもっと読む

1 week ago
ジミー・カーター米元大統領逝去の報に接し心より哀悼の意を表します。
同氏は大統領退任後、夫人と共にカーター・センターを設立し、各地の紛争解決や途上国の人権問題など平和外交に尽力されました。国際保健分野では、貧しい人々が影響を受けやすい感染症ー特に「顧みられない熱帯病」ーの根絶にむけて多大な貢献をされました。ご冥福をお祈りします。
cartercenter.org

1 CommentComment on Facebook

HappY New Year 2025 Merit Adventure

20年の成果をさらに持続可能なものに

エイズ、結核、マラリアという世界の三大感染症の克服のために日本がより大きな役割を果たせるよう、グローバルファンド 日本委員会が発足してから20年。
今年の The Global Fund成果報告書では、いずれの疾病においても治療・予防を受けた人の増加、感染率や死亡数の低下などの成果が数字として並びました。
一方で、国内はもちろんのこと、世界中で危機が多発し、それら要因が複合的に絡み合っている現状が続いています。
気候変動や政治情勢は、人々の健康に影響を及ぼします。感染症終息のゴールが視野に入りつつも、その前に障壁が立ちはだかっている状況です。
ゴールまで、歩みを止めずそれら障壁をどう打破していくか。

感染症に国境はありません。「感染症の克服、グローバルへルスは、日本にもつながる取り組みであること」を念頭に、今年は「国益と国際益の両立をいかに図るか」という議論を続けてきました。様々な会合や提言、世論喚起を通じて、両者は相反するものではなく、国際貢献・国際協力が日本の活力にも直結することを可視化し政策議論を深めることができたと自負しております。引き続き、議論の背景にある経緯と議論そのものを丁寧に解きほぐす行程を大事にしてまいります。

議論にご参加いただいた方、グローバルファンド日本委員会の取組みにご関心をお寄せくださったすべてのみなさま、ご支援に感謝申し上げます。
よいお年をお迎えください。

グローバルファンド日本委員会事務局長 伊藤聡子
... 続きを読むもっと読む

2 weeks ago
20年の成果をさらに持続可能なものに 
 
 エイズ、結核、マラリアという世界の三大感染症の克服のために日本がより大きな役割を果たせるよう、グローバルファンド 日本委員会が発足してから20年。
 今年の The Global Fund成果報告書では、いずれの疾病においても治療・予防を受けた人の増加、感染率や死亡数の低下などの成果が数字として並びました。
 一方で、国内はもちろんのこと、世界中で危機が多発し、それら要因が複合的に絡み合っている現状が続いています。
 気候変動や政治情勢は、人々の健康に影響を及ぼします。感染症終息のゴールが視野に入りつつも、その前に障壁が立ちはだかっている状況です。
ゴールまで、歩みを止めずそれら障壁をどう打破していくか。
 
 感染症に国境はありません。「感染症の克服、グローバルへルスは、日本にもつながる取り組みであること」を念頭に、今年は「国益と国際益の両立をいかに図るか」という議論を続けてきました。様々な会合や提言、世論喚起を通じて、両者は相反するものではなく、国際貢献・国際協力が日本の活力にも直結することを可視化し政策議論を深めることができたと自負しております。引き続き、議論の背景にある経緯と議論そのものを丁寧に解きほぐす行程を大事にしてまいります。
 
 議論にご参加いただいた方、グローバルファンド日本委員会の取組みにご関心をお寄せくださったすべてのみなさま、ご支援に感謝申し上げます。
よいお年をお迎えください。
 
 グローバルファンド日本委員会事務局長 伊藤聡子

「国がエイズ対策を進めるときに必要なのは、コミュニティ、そして市民社会の声を聞くこと、その声が意思決定プロセスの柱になること」

Anushiya Karunanithy
マレーシアの@myAIDScouncil マレーシアインターナショナルリレーション&リソースモビライゼーション責任者

@GFadvocates

地域コミュニティ、政府、プライベートセクター、市民社会、技術パートナーなどから成るグローバルファンドのパートナーシップ🤝
過去20年にわたってエイズ、結核、マラリアによる死亡率を61%削減、6,500万人の命を救ってきました。

以下にて、日本語の報告書サマリーがご覧いただけます↓…

ナミビア:母子感染との闘い最前線
☑HIV、B型肝炎、梅毒に関する母子感染対策WHOのトリプル・エリミネーション・イニシアチブが実施するプログラムにより、過去20年間でHIVの母子感染率が70%減少
☑2023年には、HIV陽性の妊婦・授乳女性全員が治療を受け、96%の赤ちゃんがHIVに感染せずに誕生…

Shunsuke Mabuchi, Head of Resilient & Sustainable Systems for Health and Pandemic Preparedness & Response at @GlobalFund, spoke to the Asahi Shimbun about #Japan's future approach toward global health, based on the @MHLWitter_en's recently released "Global Health Vision."…