グローバルファンドの概要
グローバルファンドの概要
組織名 | (英) The Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria (和) 世界エイズ・結核・マラリア対策基金 (略称:グローバルファンド、2014年まで:世界基金) |
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設立 | 2002年1月 |
本拠地 | スイス・ジュネーブ |
代表者 | 事務局長 ピーター・サンズ |
年間拠出額 | 約30~40億ドル |
URL | http://www.theglobalfund.org/en/ |
三大感染症といわれるエイズ、結核、マラリアは、世界で年間240万人以上もの命を奪い、貧しい国の発展を妨げる重大な要因となっています。
グローバルファンドは、低・中所得国での三大感染症対策に資金を提供する機関として、2002年1月にスイスに設立されました。G7をはじめとする各国の政府や民間財団、企業など、国際社会から大規模な資金を調達し、低・中所得国が自ら行う三大感染症の予防、治療、感染者支援、保健システム強化に資金を提供しています。支援の対象は、100以上の国・地域にのぼります。
グローバルファンドは、国連システム内に新たに作られた基金ではなく、また個人や企業の出捐による民間財団でもなく、官民パートナーシップにより成り立っていることが特徴です。先進国だけではなく、支援を受け入れる国、企業や民間財団、先進国と途上国のNGO、感染症の当事者のグループ、学界、国際機関など多くの組織・人々の協力のもとに運営され、二国間援助機関や国連機関などの感染症対策と補完しながら、連携・協力を行っています。
2000年のG8九州・沖縄サミットで、議長国日本が感染症対策を主要課題として取り上げ、追加的資金調達と国際的なパートナーシップの必要性についてG8諸国が確認したことが、グローバルファンド設立の発端となりました。このことから、日本はグローバルファンドの「生みの親」のひとつと言われています。
グローバルファンドの仕組み、資金調達や供与の詳細、これまでの成果などについては、以下の詳細ページでご覧いただけます。