米国NGO:新政権に期待するグローバルヘルス政策提言を発表

  • 2020年11月9日

この記事の掲載日 : 2020年11月17日(火) この記事のカテゴリー :



米国で三大感染症対策を支援するフレンズ・オブ・ザ・ファイト(Friends US)が、11月9日、米国大統領選挙の結果を受け、新政権に期待するグローバルヘルス政策提言「U.S. Global Health Leadership for a Safer and More Equitable World」を発表しました。

米国のグローバルヘルス政策の大きな柱は2000年代前半に作られており、米国大統領エイズ救済緊急計画 (PEPFAR)、大統領マラリア・イニシアチブ(PMI)は、この時期に立ち上がり、USAIDの結核プログラムなどと合わせて、文字通り、世界で感染症から多くの人の命を救ってきました。また、グローバルファンドも同時期に立ち上がり、米国はドナー国第1位として大きな貢献をしています。

2020年、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の影響を受ける世界において、米国が目指すべきは単純に「元通り(return to normal)」にすることを目指すのではなく、これまでの成果を踏まえた上で、「新たな普通」の形を作ること(building a new normal)だとFriends USは提言しています。米国でも流行が収まらない新型コロナの状況、そして世界の健康を取り巻く様々な新しい状況を踏まえ、米国自らと世界の健康を守るためには、安全で公平な世界を作ることが必須だとし、新政権にグローバルヘルス分野でのリーダーシップを発揮するよう呼びかけています。

彼らの5つの提言は以下の通りです。

  1. 米国のグローバルヘルス分野への投資を増やし、他の公共プログラムと整合させる。
  2. グローバルファンドの支援を通じて世界にリーダーシップを示す。
  3. パンデミックへの準備と保健に関する安全保障を強化する。
  4. グローバルヘルス分野の支援において人権と効果的な合意形成システムの進展を図る。

 

各提言の詳細については、以下の提言書本文(英文)をご覧ください。

U.S. Global Health Leadership for a Safer and More Equitable World (米国フレンズ・オブ・ザ・ファイトによるグローバルヘルス政策提言書)

 

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米国フレンズ・オブ・ザ・グローバルファイト(The Friends of the Global Fight)について

日米欧にあるグローバルファンド支援のための「フレンズ」グループの一つ。2004年に設立、ワシントンD.C.に拠点を置き、エイズ、結核、マラリア流行の終息を目指し、米国国内におけるグローバルファンドや米国の二国間援助による三大感染症対策に関する情報発信、官民連携の促進など、支援拡大に取り組む。