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酸素足りず患者の受け入れ断念、夜中の電話…コロナと結核「二正面」強いられた医師

2021年10月4日
酸素足りず患者の受け入れ断念、夜中の電話…コロナと結核「二正面」強いられた医師
Photo credit: The Global Fund / John Rae

インドネシアの結核専門家ブルハン医師、新型コロナウイルス感染症との闘いの最前線を語る

グローバルファンド日本委員会(FGFJ)は、2020年11月から、朝日新聞ウェブメディア 朝日新聞GLOBE+とのコラボレーションで、インタビュー・シリーズ「国境なき感染症 私たちの物語」を開始しました。昔からずっと続く感染症の当事者や関係者が、コロナの時代に送るメッセージは何か。FGFJがこれまで世界で出逢ってきた、パワフルで魅力的な当事者や関係者にインタビューし、コロナの時代にこそ日本に伝えたい想いをお届けします。

 

国境なき感染症 私たちの物語:Vol. 9

酸素足りず患者の受け入れ断念、夜中の電話…コロナと結核「二正面」強いられた医師

「国境なき感染症 私たちの物語」の第9号は、インドネシアで30年以上、最前線で結核対策に尽力しているエルリーナ・ブルハン医師です。インドネシアは世界に2番目に結核感染者が多い国です。本インタビューを行った当時(2021年7月27日)、インドネシア国内では新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大していたことから、ブルハン医師の勤務する病院も新型コロナ専門病院に指定され、ブルハン医師自身も同国政府の新型コロナ対策ガイドライン作成や治療に関わっており、休む暇もなく対応する日々が続いていると話します。医師として、長年結核患者に寄り添い、治療だけではなく結核対策にも尽力してきたブルハン医師が感じる、結核対策の難しさや課題とは。結核と新型コロナ、2種類の感染症との闘いに奮闘する医療現場のリアルや、新型コロナとの闘いから得られた教訓についてもお話いただいています。

゛結核に罹ったために仕事を失い、生活費を稼げなくなっている患者を目の当たりにしています。彼らの生活を支えることができる社会があれば、簡単に治すことも感染がなくなる可能性もあるというのに。結核やその他の感染症を予防し、克服するには、一国がすべてを行うことは不可能です。お互いに協力し合って感染症対策に取り組めるよう、さらに協力や連携を深めていくことを強く願っています。”

 

英語版のオリジナル・インタビュー記事は下記よりご覧ください。

Running Out of Oxygen & Having to Turn Away Patients – A TB Doctor Combating COVID-19 in Indonesia

 

本インタビュ・シリーズのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

 

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