グローバルファンド日本委員会(FGFJ)は、2020年11月から、朝日新聞ウェブメディア 朝日新聞GLOBE+とのコラボレーションで、インタビュー・シリーズ「国境なき感染症 私たちの物語」を開始しました。昔からずっと続く感染症の当事者や関係者が、
国境なき感染症 私たちの物語:Vol. 5
妊娠4カ月でHIV感染が発覚 余命2年の宣告から聖火ランナーになるまで
「国境なき感染症 私たちの物語」の第5号は、グローバルファンド理事会当事者代表団メンバーで、東京2020オリンピックの聖火ランナーでもある、ケニアのモーリーン・ムレンガさんです。第一子を妊娠中にHIV陽性と判明してから、多くの偏見や差別に苦しむなかで、HIV陽性の女性をサポートするグループに出会い、HIVと共に生きることへの希望を持ちました。その後、自らも財団を立ち上げ、自身と同じ境遇に苦しむ若い女性や母子を支援しています。
また、自身を含むHIVの治療薬を必要とする人々のため、諦めずに政府に働きかけ続け、ケニアへのグローバルファンドによる支援の実現にも貢献しました。2018年~2020年にはグローバルファンド理事会の当事者代表を務め、現在は母国・ケニアからの支援要請などを調整するメンバーとして活動しています。
モーリンさんは、新型コロナウイルスによる自身の生活に与えた影響を「皆さんと同じく、今はとてもつらい毎日です。」と話しながらも、「得られた教訓もある」と以下のように語っています。
゛新型コロナウイルスそのものはよくありませんが、前向きな変化ももたらしていると思います。新型コロナウイルスは全世界に影響を与えているので、世界中がその学びを共有できるからです。”
英語版のオリジナル・インタビュー記事は下記よりご覧ください。
本インタビュ・シリーズのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
関連リンク
- 朝日新聞GLOBE+ウェブサイト内「国境なき感染症 私たちの物語」(※外部サイトに移動します)
- プロジェクト「FGFJ×朝日新聞GLOBE+:国境なき感染症 私たちの物語」