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「7歳のきみへ」 署名キャンペーンが始まりました

2019年7月30日
「7歳のきみへ」 署名キャンペーンが始まりました

7歳のきみへ

約束をしたい。今日かなえることはできないけれど、きみが18歳になったときにはきっとかなう約束だ。

2030年―きみは働き始めたころか、まだ学校に行っているだろうか。恋をしているかもしれないね。いろんな可能性を夢見ているだろう。もしかすると、2019年の今は想像もつかないようなビッグなことをしているかもしれない。希望に満ちた時も、恐ろしい時もあるだろう。大人になると、責任は重くなるし、プレッシャーも増えるし、今よりもむつかしい問題に立ち向かわなければいけないだろう。

正直に言おう。大人世代の私たちは、きみたちに長い長い ” やるべき仕事リスト” を残すことになる。例えば、 不公正さとの闘い、衡平な社会づくり、この地球を守ること。でも、約束したい。2030年までのあと11年の間に、この長いリストのうち1つぐらいは完了したタスクとして削除できるようにしたいと思っている。そのために、できることは何でもやるつもりだ。いや実際、3つ削除しようとしているんだ。

 

 

ついこの間まで、エイズ・結核・マラリアの3つの病気は、人の命を奪い、社会を壊しどうしようもないほどの苦痛をもたらしていた。どうにかしなくては、と世界中の人が立ち上がり、グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)を作った。世界中の人が協力して基金を作るなんて初めてのことだった。病院を支援し、看護師さんやお医者さんを助け、病気になりやすい人たちが健康で安全でいられるように手助けをした。これまでに、2700万人の命が救われたんだ。

いま、この3つの病気の勢いがぶり返している。せっかく多くの命を救えるようになってきたのに、今までの努力がだいなしになる。2030年はグローバル目標を達成する年。グローバル目標とは、現代の大きな社会課題を解決する計画のことだ。そこにはこの3つの病気との闘いも含まれる。だから私たちは今、世界に向かって、この3つの病気と闘おうと呼びかけている。より強く闘い、より賢く闘い、そしてみんなで闘おう、と。

10月10日に、世界の指導者がフランスに集まることになっている。私たちはそれまでの間に、世界の指導者たちに対して、3つの病気との闘いにもっと力を入れてほしいと呼びかけている。少なくとも140億ドルを集めれば、次の3年間であと1600万人の命を救うことができるし、2030年までにこの3つの病気が流行るのを止めることができる。私たちは、世界がこの目標を達成できるよう心から応援していく、そのことを約束しよう。

大人の世代の私たちが、この闘いを強化する。きみたちが同じことをしなくてすむように。

グローバルファンド日本委員会による仮訳。英語原文を正文とします。


子どもたちの世代に同じ負担を負わせないため、2030年までに三大感染症の流行が終息するよう闘いを強めることを、世界中の7歳の子どもたちに約束する公開レターの署名キャンペーンが始まりました。

歌手のエルトン・ジョン、ペネロペ・クルス、エド・シーランはじめ世界のアーティストやスポーツ選手などが、グローバルファンドの増資に賛同して、この手紙にサインをしました。

ご賛同いただける方は、誰でも簡単にサインできます。グローバルファンドのこちらのページからサインください。サインした方々のお名前が画面上に現れるようになっています。

皆様のご友人にも、是非賛同の輪を広げていただきますようお願いいたします。

18歳以上の方に限りご署名いただけます。個人情報の扱いについては、上記グローバルファンドのページでご確認ください。

 

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