グローバルファンド日本委員会では、エイズ・結核・マラリア三大感染症の現状とグローバルファンドの支援、日本の役割を取材いただくプレスツアーを11月25日から30日にかけてインドネシアで実施しました。日本より4名の記者が、グローバルファンドの支援を受ける政府や現地NGOのプロジェクトを訪問し、当事者や関係者のインタビューなどを通じて、日本の税金を含む資金がどのように生かされ、現地の人々の健康改善や社会にインパクトを与えているかについて取材しました。
経済発展が著しいインドネシアは、国際援助からの自立を目指して様々な取り組みが始まっていますが、国内における三大感染症の疾病負担が依然高く、広がる貧富・地域の差、キーポピュレーションへの差別など、克服すべき課題は山積しています。今回のプレスツアーでは、自立に向けてきめ細やかなサポートが必要な現実が浮き彫りにされました。(写真: Jiro Ose/The Global Fund)
参加者
メディア各社
高木 香奈 毎日新聞社 外信部記者
平田 雄介 産経新聞社 外信部記者
増井 のぞみ 中日新聞社東京新聞 科学部記者
森井 徹 西日本新聞社東京支社 記者
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)
國井 修 戦略・投資・効果局長[アドバイザー]
イボン・ ヴィレラベイティア 広報部編集課スペシャリスト
紀谷 昌彦 日本政府代表理事、外務省国際協力局参事官[特別参加]
日本国際交流センター/グローバルファンド日本委員会
大河原 昭夫 理事長[団長]
レオン・シャオイン プログラム・オフィサー
青木 幸子 シニア・アソシエイト[通訳]
懇談・取材先
【ジャカルタ】
- ニラ・F・ムルク保健大臣他、保健省関係者との懇談
- 国別調整メカニズム(CCM)委員長ドナルド・パルデデ主催夕食会
- 在インドネシア日本国大使館宮下匡之経済公使によるブリーフィング
- タヒル財団共同代表 タヒル氏
- ストップ結核パートナーシップ・インドネシア議長 アリフィン・パニゴロ氏
- ペルサハバタン病院(結核プログラム)
- 東ジャカルタ市が運営するジャティネガラ保健所(HIVプログラム)
- モバイル・クリニック(HIVプログラム)
【ランプン州ペサワラン県】
- 県が運営するハルナ保健所(プライマリー・ヘルス・ケアと三大感染症)
- 村が運営する総合保健ポスト(母子保健、マラリアプログラム)
- イスラム教婦人団体アイシアのボランティア(結核プログラム)
掲載記事 (2019年2月18日更新)
参加された記者による、プレスツアーでの取材内容を含む記事を以下に掲載しております。ぜひご覧ください。
- 【国際情勢分析】「自立」してほしいアジアの結核対策―カギは日本の成功例
産経新聞 2019年2月18日 - 治療困難な多剤耐性結核 国際化で日本にも脅威
東京新聞 2019年2月8日 - 途上国の子どもの命を守る最前線は今~インドネシアからの報告
東京新聞「東京すくすく 2019年2月8日 - 三大感染症の今 インドネシアの挑戦(上) マラリア克服、最後の壁
三大感染症の今 インドネシアの挑戦(中) 都市に潜む結核の脅威
三大感染症の今 インドネシアの挑戦(下) 残る格差、増す民間支援
以上、西日本新聞2018年12月24~26日(オンライン版12月27日)
- インドネシアでエイズ終息を阻害するLGBTへの逆風
産経新聞 2018年12月27日 - 風邪か呪いか・・・見過ごされるインドネシア結核患者たち
産経新聞 2018年12月18日 - インドネシア 結核・エイズ・マラリア 自力解決へ道 経済急成長、広がる実業家の支援
毎日新聞 2018年12月14日 ※全文を読むには、会員登録が必要です - インドネシア 結核・エイズ・マラリア 貧困層に医療届かぬ ニラ・ムルク保健相に聞く
毎日新聞 2018年12月14日 ※全文を読むには、会員登録が必要です