11月7日の参議院外交防衛委員会にて、世界基金支援日本委員会議員タスクフォースメンバーの福山哲郎議員が世界基金について質問しました。
冒頭、福山議員は本年9月にミャンマーを視察し、10月にはジュネーブの世界基金オフィスを訪れたことに触れ、「各国政府、NGO、WHOやJICAとも協力しながら非常に有機的に」活動して成果を挙げている世界基金を高く評価しており、「日本には世界基金の『生みの親』としての責任があり、ぜひ単独理事席を維持していただきたい」との考えを示しました。
また、9月の国連総会で安倍総理大臣が世界基金に対して 「ふさわしい貢献」をすると述べたことを挙げ、アメリカが50億ドル、イギリスが16億ドル、フランスが14億ドルと、他の先進諸国が増資会合に先立って誓約額を発表しているなかで、安倍政権の世界基金への評価と、具体的な「ふさわしい貢献」のあり方について、岸田文雄外務大臣の見解を求めました。
さらに、世界基金が100億ドルと見込んでいた2011年から2013年の第三次増資期間中に、日本はその6%にあたる5.8億ドルを拠出していることから、世界基金が150億ドルを見込む2014年から2016年までの第四次増資期間においても、積極的平和主義、国際貢献、女性の活躍を掲げる日本の安倍政権が同程度の拠出を行うことを目処に「9億ドルを視野に入れながら議論していただきたい」と述べました。