国会議員 ホーチーミンのコミュニティ組織を視察

  • 2017年8月17日(木)

この記事の掲載日 : 2017年08月22日(火) この記事のカテゴリー :


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グローバルファンド日本委員会は8月17日に、公務でホーチーミン市を訪問中の赤枝恒雄衆議院議員(自民党)および小宮山康子衆議院議員(民進党)とともに、ホーチーミン市のコミュニティ組織Vuot Songを視察しました。

地域に根付いたエイズ対策

Vuot Songは、同性愛者や薬物使用者が多く住む下町のコミュニティに位置しており、ここを拠点に、地域に根付いた様々な予防・啓発プログラムが行われています。グローバルファンドのベトナムへの支援を活用し、薬物使用者や男性同性愛者、セックスワーカーなど当事者の人々をアウトリーチワーカーとして積極的巻き込み、目標を立ててHIVの啓発・アウトリーチ活動を行っています。また、行政と連携して、簡易検査で陽性と分かった人をより精密な検査を受けるためのクリニックに紹介しています。

視察中、あるトランスジェンダーの方が、HIV簡易検査を受けにVout Songを訪れました。近所にある美容院で、このコミュニティセンターで検査が受けられるとのチラシを見て、ヘアーセットの後に寄ってみたそうです。アウトリーチが難しいこのような人々に、的確に情報を届け気軽に検査を受けてもらうための工夫が随所になされていることがうかがえました。

ベトナムのエイズ流行状況

周辺国に比べると、ベトナムのHIV感染率は0.39%と低い率にとどまっています。ただし、薬物使用者、男性同性愛者、セックスワーカーなどキーポピュレーションの間で集中的にまん延しています。特に2016年の新規感染者の59%が薬物使用者であり、薬物のまん延との関係が深刻な状況です。今年、健康保険制度のもとでエイズ治療がカバーされるようになりました。ただし、保険が使える医療機関が限られ、またキーポピュレーションの健康保険加入率が50%と低く、多くの課題があります。

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