アフリカの鉱山での結核との闘いに新たな支援

  • 2016年3月24日(木)

この記事の掲載日 : 2016年03月24日(木) この記事のカテゴリー :


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今日、3月24日は世界結核デーです。南部アフリカの鉱山業における結核のまん延を防ぐため、グローバルファンドが新たに始めた支援をご紹介します。

グローバルファンドは2月5日に、南部アフリカ10カ国(ボツワナ、レソト、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ、スワジランド、タンザニア、ザンビアやジンバブエ)からなる地域調整メカニズム(RCM)との間で、3000万ドルの結核対策支援を開始する調印を行いました。RCMの事務局は世界銀行が務めています。

結核は南部アフリカの鉱山業にとって深刻な問題です。南アフリカでは、金鉱労働者の10万人に2500~3000人が新たに結核に感染しています。これは、国内の一般住民より2.5~3倍高く、世界保健機関が健康上の緊急事態とみなす値よりも10倍も高い罹患率です。長時間にわたり珪石の粉塵にさらされる過酷な労働環境や劣悪な生活環境、HIVのまん延、貧困などは鉱山労働者の高い結核罹患率の原因です。また、南アフリカの鉱山に近隣諸国から多くの出稼ぎ労働者が働いているにもかかわらず、国境を越える結核対策が整備されていないため、労働者の移動により結核が周辺国にまん延することも多く見られます。結核を効果的に封じ込めるためには、国境を越えた結核対策が必要です。そのため、今回は一つの国を対象とした事業支援ではなく、南部アフリカ10カ国という広域を対象とした革新的な支援が始まりました。

詳細は下記グローバルファンドのニュースリリースをご覧ください。
Grant to Fight TB in Southern Africa’s Mining Sector
February 5, 2016