グローバルファンド 最新の成果報告書を発表 2000万人の命を救済

  • 2016年9月1日(木)

この記事の掲載日 : 2016年09月01日(木) この記事のカテゴリー :


Share on LinkedIn

グローバルファンドは9月1日に、最新の成果をまとめた成果報告書2016(Results Report 2016) を公表し、2002年の設立以来、三大感染症から2000万人の命を救済したと発表しました。各国政府、シビルソサエティ、企業、感染症の当事者との共同作業の成果として達成したものです。

主な成果(2015年12月末時点)

  • 設立以来、グローバルファンドが支援するプログラムを通じて救われた命の数は2000万人。2016年末までに2200万人の命を救うという目標も達成できる見込み。
  • グローバルファンドの支援を受けた国におけるエイズ・結核・マラリアによる死者の数は、2002年の410万から2015年の260万人に三分の一以上減少
  • 抗レトロウィルス治療を受けているHIV感染者  920万人
  • 新規に発見され治療を受けた結核患者  1510万人 
  • マラリア感染予防のために配布された殺虫剤処理蚊帳 6億5900万張り

保健システムの強化

三大感染症の流行を終わらせるためには、強靭で持続的な保健システムは不可欠であることから、グローバルファンドの供与資金の40%は、保健システムに充当されています(注)。治療や予防のサービスがきちんと届くよう国やコミュニティレベルのシステム作りへの支援を行っています。

共同調達システムでコスト削減

2016年までの3年間で、グローバルファンドはより効果的な共同調達システムにより、6億ドルのコスト削減を実現しました。パートナー機関との協働や製造メーカーとの交渉により、長期残効型殺虫剤処理蚊帳の価格は2013年より38%下がり、抗レトロウイルス治療の価格は2014年より25%下がりました。共同調達により、医薬品や保健資材の供給も改善され、遅滞なく供給された割合は2013年の36%から2016年の84%に大幅に改善されています。

グローバルファンドの成果報告書2016(英文)は以下グローバルファンドのウェブサイトよりご覧いただけます。

Global Fund Results Report 2016 

注)グローバルファンドは保健システムを広義にとらえ、当事者コミュニティの対応力なども含めてsystems for health と呼ぶ。