「コカ・コーラの物流ノウハウを医薬品供給網に活かす」日本語版ビデオ公開

この記事の掲載日 : 2013年06月17日(月) この記事のカテゴリー : ,


Share on LinkedIn

コカ・コーラの物流ノウハウを医薬品のサプライチェーンに活かすー ラストマイル・プロジェクトー 日本語版ビデオ

コカ・コーラは遠く離れた田舎の村にも届くのに、薬はなぜ届かないのだろう?
サービスが顧客に届くまでの最後の区間、を意味する”ラストマイル” は、アフリカで医薬品を供給する際の大きな課題です。在庫管理の甘さ、計画性に乏しい供給システム、不正などが原因で起こる医薬品の在庫切れや供給の遅延・・・

世界基金から10億ドル近い支援を受けるタンザニアにおいても、状況は同じでした。

コカ・コーラは、商品の流通と供給管理におけるノウハウを長年培ってきました。そこで、この卓越したノウハウに着目した世界基金は、これを医薬品の供給に生かせないかとコカ・コーラに支援を求め、2010年、ゲイツ財団などのパートナーも巻き込んだパイロット・プロジェクトが開始されることになりました。このプロジェクトでは、医薬品が全国に遅滞なく届けられるようになることを目標に、タンザニア全体の医薬品の調達と供給を統括している医薬品供給庁(Medical Store Department: MSD)に対し、効果的なロジスティクスや計画立案、調達プロセスなどに関する研修を行うとともに、新しいソフトウェアを導入し、職員のスキルアップと組織の機能強化、そしてサプライチェーンの見直しと改善を図りました。

プロジェクト開始から2年―――。

プロジェクトが実施された10地域では、当初500ヶ所の倉庫に届けられていた120種類の必須医薬品が、5,000の医療機関に直接供給されるようになりました。発注から納品まで30日かかっていたのが、たったの5日に短縮され、医療機関から直接発注することで、医薬品が必要なときに利用できる割合は20~30パーセント向上しました。その結果、タンザニアの全人口の約半数にあたる2千万人の人が従来よりも医薬品を入手しやすくなったことが明らかになりました。

一方のコカ・コーラにとっても、このプロジェクトの実施は、地域への貢献のみならず、自社ブランドの強化、新しい顧客の獲得、従業員の士気の向上、現地のボトリング会社との関係強化、現地政府からの評価につながるなどのメリットがありました。

この”ラストマイル・プロジェクト”は、ガーナやモザンビークなど他のアフリカ諸国へも広がりつつあります。

原版制作:世界エイズ・結核・マラリア対策基金
日本語字幕版制作:世界基金支援日本委員会


 

国際シンポジウム アフリカ成長の鍵-健康への投資
「企業のナレッジを医薬品のサプライチェーンに活かす:コカ・コーラの事例」

世界基金ウェブサイト コカ・コーラの紹介