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武田薬品 世界基金に対する総額10億円の寄付を発表

2010年3月18日
武田薬品 世界基金に対する総額10億円の寄付を発表

武田薬品工業株式会社(武田薬品)は、2010年3月18日、世界基金を通じてアフリカにおける保健医療人材の育成・強化をはかる寄付プログラム「タケダ・イニシアティブ」の実施を発表しました。アフリカでは、保健医療人材の不足が非常に深刻であり、国連ミレニアム開発目標(MDGs)が主要な課題に掲げる「三大感染症の蔓延防止」のために必要な保健サービスの提供に支障を来たしています。武田薬品の支援は、以下のアフリカ3カ国で世界基金が支援する感染症プログラムのうち、保健医療人材の育成・強化を中心とした保健システム強化の取り組みに充当される予定です。

世界基金プレスリリース 和文 | 英文

武田薬品プレスリリース

 

タケダ・イニシアティブ概要

寄付先: 世界エイズ・結核・マラリア対策基金*
寄付金額: 年間1億円(2010年~2019年までの10年間継続)
使途内容:

  1. 世界基金が推奨する以下の3カ国のプロジェクトのうち、保健医療人材の育成・強化を中心とする保健システム強化の支援
    • タンザニア(対象疾病 マラリア):殺虫剤浸漬蚊帳の全国普及プロジェクト
      ―蚊帳配布システムの強化や蚊帳使用の普及に携わる人材の育成・強化など
    • ナイジェリア(対象疾病 エイズ):包括的エイズ治療・ケア・サポートの拡充プロジェクト
      ―エイズ患者・遺児の地域ケアや、差別偏見をなくす啓発活動を担うNPO・住民組織の研修など
    • セネガル(対象疾病 結核):結核対策強化プロジェクト
      ―結核診断・治療にあたる医師や技師の育成・強化など
  2. 世界基金の日本における広報や啓発活動への協力

* 武田薬品からの寄付の日本での受け入れ先は、世界基金支援日本委員会事務局を務める(財)日本国際交流センターとなります。

武田薬品の10年間にわたる計10億円(およそ1000万ドル)という支援の規模は、 世界基金に対する単独企業ドナーとしては米国シェブロン社に次ぐ第2の規模で す。世界基金のミッシェル・カザツキン事務局長は、「武田薬品によるご寄付を、心より嬉しく思います。このご支援が、他の企業の意識を呼び起こし、アジ アや世界中の企業が三大感染症との闘いに加わって下さることを願っています。 三大感染症に直接的に携わっていない武田薬品のような企業がこれらの病気で苦 しむ方々の命を救う機会を提供でき、世界基金としても光栄に思っています」と 述べています。

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